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人の「心」に感動を与えるって何だろう、と考える [U_U ギャラリー]

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昨晩、追加で新作を搬入しに来てくださった展示中の
作品展『遠藤ユキ子展 -海と空とNekoと-』の作家、
遠藤ユキ子さんとご主人とお話をしました。

遠藤さんは作品を制作される時は一つの作品と一対一で向かい合う、
というやり方ではなく、
描き上げたい作品以外にいくつもを同時に手を加えていく
のだそうです。

だから、その時その瞬間で作品がどんどん進化してゆく。

造り出す色もそうで、だから同じ色が再現できないことも多いのだとか。


そんなお話をうかがってから改めて作品を拝見すると、
この美しくじんわりと心に染み入ってくる作品が
唯一無二の感動を与えてくれる意味を垣間見た気がしました。


そして元々は彫刻をなさっていたご主人からも興味深いお話が。

背景は詳しく存じませんが、今ご縁があって鋳物で楽器を作っているそうで、
出来上がった楽器をプロの音楽家に演奏していただく機会があるのだそう。

客席に座りご自分で造った楽器の演奏を聞き感動したと同時に、
隣席の聴衆者が涙していたのをご覧になり驚いたと。

今まで作ってきた彫刻や奥さまのように画家さんが描く絵画は、
見ることだけで涙することはないけれど、
音楽となって奏でられると涙して聞く人がいる…と。

そのお話を伺って、
人の「心」に涙を流させるほどの感動を与えるってどういうことなのか?
と考えてしまいました。


以前「お友達」のウォールの文章の中に

“心を育てるのに芸術は不可欠”

というような一文を見つけ、いたく感動しました。


カフェギャラリーと言うスタイルで店を構えてもうじき6年になりますが、
このことはずっと私の胸にあったことでした。

今、それを軸に何か表現していけないかを模索中で、
この「心」に感動を与える、「心」を動かす、ことについて日々考えています。

まだまだ模索中、迷走中ですが、また一つ考えるきっかけをいただきました。


遠藤ユキ子さんの個展は8月31日(金)までです。
(画像は追加搬入された新作のミニフレームです。)



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職務経歴書の書き方

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
by 職務経歴書の書き方 (2012-08-22 09:54) 

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