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風を切って前へ前へ! [つぶやき]

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店では毎週火曜日にライブを開催していますが、出演してくださるミュージシャン・楽器・ジャンル・編成…本当に様々です。

中には同じ編成、同じジャンル…ということもしばしばあります。
それでも聞こえてくる音楽は本当に多種多様で、私が感じる感覚もまったく様々です。

常日頃から感動を与える芸術って何だろうか?
それはどうやって見ている人に聞いている人に伝わるのだろうか、
そして同じものを見たり聞いたりしても人によって感じ方が違うのはなぜなんだろうか、
伝わるということは、発信する伝える側が主なのか、感動する受け手側が主なのか
…そんなことに関心があるので、
ある時、私が聞いていてほかの音楽とは違う感動を覚えるミュージシャンにお聴きしてみました。

「演奏していらっしゃる時はなにを考えているのですか?」

その方の答えは「なにも考えていない」でした。
でも、考えているのではないけれどイメージがあるのだそうです。

それは 風を切っている のだとか。

風を切って前へ前へ進んでいる のだとか。

日頃疑問に思っていることの答えは未だわかりませんが、一つわかったこと。
それはミュージシャンは「今を生きて」いるんだ、ということ。

クラシックの場合はよくわかりませんが、特にジャズなんかはその場その場で
生まれては消え生まれては消え、その日のメンバー、お客さん、コンディション、
場の雰囲気…それらを感じた結果その時だけの音楽になっているのだと思います。
だから生きた音楽になるのかもしれません。

今を生きる、意外と出来ないことですよね。
ついついさっき起きたことを考えたり、先のことを考えたり。

たった今この瞬間の積み重ねが連続となって自分が形成されてゆく。
そんなことを教えていただいた言葉でした。

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