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フォーンブース [映画]

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毎週水曜日の定休日には録りためた映画をみることにしています。


昨日見たのは、コリン・ファレル主演の『フォーンブース』


まぁ、よくあるサスペンスだろうからな~とあまり期待せずに、上映時間が短いことから選んだ一本。


しかし、これが意外と面白かった。



口八丁で成功しているエージェントのステュ。

今日も派手なスーツに身を包み、若いアシスタントをこき使いながら携帯片手に
いつもの通り口八丁で仕事を成功させている。

最近は若い駆け出し女優パムに夢中で、独身だと嘘をつき電話BOXから口説きの
電話を毎日かけている。
今日もいつもの電話BOXからパムへ電話するも振られたところへ誰からか
かかってきたBOXの電話につい出てしまう。それが悪夢の始まり。
電話の相手にどこからかライフルで狙われ身動きもとれないまま殺人犯に仕立てられ、
警察に包囲されるはめに…。



主要登場人物も少なく、話の展開もわかりやすい、場面も大半は電話BOX周辺だけ、
という構成ながら、心理的にハラハラさせる演出と、コリン・ファレルの演技はなかなか。


でも私が気に入ったのは、児童文学さながらの教訓。

「ウソをつくと良い結果を招かない」ということ。


まぁ、製作側の意図はもっと他にあるのかもしれないけど、私としてはそれを一番感じました。

そして嘘がいかに自分を束縛し、逆に正直に話すことがいかに自分を解放するのか、
が、死を突きつけられた状況下においても人として重要なことなんだな、と感じました。


それと、これは個人的な感覚なので賛否ご意見は分かれるでしょうが、

夫婦のつながり、についても少し感じるところがありました。

あんなに嘘八百で塗り固めた人生を送ってきたステュも、妻に対しては誠実でありたかった、
そしてすべてが終わった時には妻と新しい関係を気づきたいと思ったんだ、と言うところ。


夫婦のつながりって、たぶんただの男と女の関係じゃないんだよね…。


なぁ~んて、恐らくは製作者の意図とは全く違うだろうところで面白味を感じた映画でした。


しかし、先週見た『ウッデイ・アレンの夢と犯罪』といい、コリン・ファレルは情けない顔がよく似合う俳優さんですな。




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