アートとは…。 [つぶやき]
勤労感謝の日の今日、一日の終わりにたまたま居合わせたお客様を交えて
「アート」
のお話で締めくくりました。
カフェギャラリーとして丸6年、日々アートと隣り合わせの生活をしてきて
アートは生活の一部として切り離せない反面、アートってなんだ!?と考えることもしばしば。
実は来月、当店では「ecoとart」をテーマにした企画展を開催します。
そんなこともあり「アートとは?」は長い間頭の中に常にある質問でした。
今日の会話は、今月開催中の絵画展の作家さん齋藤龍弘氏と、ご友人で元女優さんとカウンターで。
そして、たまたま同じ時間にテーブルに座っていらした若い男性。
実は彼は音楽家でした。
クラシックの分野で活躍中の彼の話から、クラシックを使った映画の話題になり、
ご友人の女性が演技を学んでいた時の先生の言葉を紹介してくださいました。
それは…
芸術とは、人が生きていく上で最低限必要な衣食住とは別のもの。
衣食住が満たされていなければ求められないもの。
後世に残る芸術家たちは、“求められて”きたからこそ残っているのだ、と。
だからこそ、芸術家はそこを目指さなければなさない、と。
そこからマスターが、
芸術とはヒトが動物とは違って人間である、という理由だ、と持論を披露。
美しいものを美しいと感じ、表現するのは人間だけ。着飾ったり踊ったりして表現する動物もいるけれど、それはあくまでも種の保存のため。
人間だけが生きるための必要最低限を越えた感性を持っている、と。
だから逆に、人間から芸術性をとってしまったらただの動物、と…。
美しいものを美しいと感じられること。
そしてそれらを表現する芸術家の方々とこんなお話ができること。
そして多くの方に芸術を身近に感じいただける機会をいただけたこと!
人間でいられて良かった!
画像は先日入れ換えてくださった作品です。
『Friends』4F
人間が人間である理由、芸術を感じに、ぜひ見にいらしてください。
11/30(金)まで開催中です。
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