答えを思い描く [つぶやき]
今日は音楽家の方とのお話を。
バイオリニストのその方は、まだ学生でレッスンを受けていた頃
頭では知っているの正しい音程を出すのが苦手だった時期があるそうです。
バイオリンは鍵盤やキーではないので、左手の指でピタリ正しい位置を押さえないと正しい音が出ません。
子供の頃、違う音を出したことは自分自身が一番わかっているので
注意を受けることに萎縮して先生の前では上手に弾けないこともあったのだとか。
そんなある時、別の先生からの一言が大きな転機になったそうです。
それは…
『正しい音を思い描いて弾いていますか?』
これは違う、と思いながら弾くのと
正しい音はこれ、と思いながら弾くのでは
雲泥の差があります。
この話をマスターが面白い例を挙げて説明してくれました。
例えばスイカ割り。
目隠ししている人に
「違う!違う!」
と言うだけでは永遠にスイカは割れません。
「もう少し右!一歩前!」
と正しい位置を示してあげれば、スイカまですぐたどり着けます。
同じ“スイカを割る”という結果を導くにも、やり方も効率も全く違う。
これって何に対しても言えることだね、と話していた全員の意見が一致しました。
自分が到達したい答えを思い描きながら進む…
当たり前のようで実はとても大切なこと。
改めて思い出させていただきました。
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