恋するベーカリー [映画]
昨日と今日は久しぶりの連休でした。
最近、毎週1回のお休みには撮りためた映画などを見ることにしていますが、
今週見たのは、メリル・ストリープの『恋するベーカリー』
映画の話のその前に・・・
いつもアメリカ人のお客さんと話すのですが、洋画・洋楽に付ける邦題って
なんだか可笑しいですよね~。この『恋するベーカリー』も原題は・・・
『 It's Complicated 』
つまり、ややこしい関係とか込み入った事情・・・みたいな意味のハズ。
うむむ・・・邦題って誰がどんな意図で付けてるんでしょうね。
それはそうと、映画のお話。
ベーカリーを経営するジェーンは、弁護士の夫ジェイクとは彼の浮気が原因で
10年前に離婚。
3人の子供を女手一つで育て上げ、末息子の大学の卒業式にNYへ。
そこで元夫も含む家族全員でお祝いをする予定だった。
ところが、ひょんなことからNYでその元夫と不倫関係に!?
・・・そこからややこしい関係が。
一方、離婚後に住み始めた家の増築を計画していたジェーンは、建築士のアダムと
知り合い、数年前に離婚した経験を持つアダムとの距離は徐々に近づいていくが・・・。
メリル・ストリープ、さすがです。脇を固めるのがアレック・ボールドウィンと
スティーブ・マーティンと言うのももちろんですが、眉毛の動き一つで熟年女性の
複雑な心情を表してしまうあたり、名女優ですね~。
大ベテラン俳優陣が素晴らしいのは当たり前といやぁ当たり前のことかもしれませんが、
個人的には、長女の婚約者ハーレイ役のジョン・クラシンスキーが良い味出していて
気に入りました!私はあまり知らない俳優さんでしたが、ドリームガールズなんかにも
出てたんですね。今後チェックです。
さて、私がこの映画を見て一番心に残ったこと。
それは「人生に近道はない」ということ。
映画の終盤でジェーンがジェイクと二人の不倫関係を振り返るシーンで、
「私には必要なことだったのよ、あなたにもね」と。
私もどちらかと言うと人生遠回り組だと思ってましたが、誰のどんな人生にも
近道も遠回りも無いんだなぁ、と。
どんな遠回りだと思っても、それがその人にとっては最短距離。
すべて必要なこと。
ただ、そう思えないのが私たち人間のサガなのかもしれません。
そして受け容れられずに足掻くからこそ人生が「Complicated」になるのかもしれませんね。
本来はすべて Simple is Best のハズ。
どんな出来事もシンプルに楽しめるようになりたいものです。
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