終わりはない、あるのは流れ [つぶやき]
私たちが帰宅する深夜は、テレビをつけても番組は終わっていて
ただ美しい風景映像が流れているだけ。ということがよくあります。
夕べはヒマラヤ山脈の映像でしたが、マスターが一言
「海底がここまで隆起するってスゴイよね…」と。
何万年という時を経て少しずつ少しずつ変化してきて今の形になり、そして今後も変化し続ける。
私たちが今見ている世界地図も、何万年後には変わっているのでしょう。
先日見た宇宙の番組では、今までは銀河系の衛星銀河と考えられていた「マゼラン雲」は、
実は大移動中でたまたま現時点では私たちの銀河系のそばを通過しているだけで、
たまたま衛星と考えられる軌道と近い場所に位置しているだけだとわかった、
と言っていました。
(今地球に届いている姿でさえ何万年か前の姿だから今現在ではだいぶ進んでいることでしょう!)
また、春日大社の元宮司、葉室頼昭さんが著書の中で書いていらっしゃいました。
日本は戦後にアメリカから入ってきた教育のために「結果」を見るようになってしまった。
でも実は「結果」という止まった状態は実在しない。すべては経過なのだと。
あるミュージカルの舞台で出てきた歌詞に
「終わりはない、あるのは始まり」
とありました。
そう、
「終わり」
という、停止した状態は存在しない。
すべては大きな流れの中の一瞬の状態でしかない。
あるのはただ「流れ」
結果のように見えるものも今の状態なだけで、流れの中のほんの一瞬の出来事でしかない。
山脈の隆起にしても、銀河の移動にしても。
そして小さな小さな私の生活の出来事でさえも。
だから
結果にとらわれず、さらさらサラサラ流れていこう。
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