脳を騙せ! [つぶやき]
以前テレビ番組で、住職であり作家の玄侑宗久さんの特集番組を見ました。
その中で面白いな、と思ったのが「予断」の話し。
「予断」=予め断ずる、こうだと決めること。
厳しい修行の中で何日も不眠に近い状態で一日中座禅を組むというのがあり、
あまりの厳しさに、これは一週間持たないな、と思ったそうです。これが予断。
実際に、そう思っていたらちょうど一週間で倒れたそうです。
ある本で、脳の働きの重要な一つは考えたことを現実化することだとありました。
つまり、脳の働きで、
水が飲みたいと考える
↓
水が入ったコップを手に取って飲む
↓
考えたことを現実化したこと、と。
また、先日、物理学者で脳科学者でもある方の本を読んでいたら、
脳には自己と非自己を区別する感覚情報を脳の各部位に送り出している神経がある、とありました。
そこは、通常は自己と他との境目=自分の物理的な限界地点(つまり自分がどこにいるか)、
を絶えず脳に知らせているのだとか。
つまり、脳には自己の限界地点を常に感じる神経があり、
予めそこで限界を感じる(決める)ことは、その通りに脳が現実化させてしまう結果になる。
突然ですが、実は私、常日頃から“ポジティブシンキング”って無理だよな、と思っていました。
だって、落ち込んだり悩んでいる時に、前向きになんて思えないよな~って。
でも、思いつきました。
脳を騙すんだ!
無理なときに前向きなこと考えられないのは仕方ない。
だったら、脳を騙すんだ、と思ってみたら、ちょっと面白いと思いませんか?
脳って簡単に騙せるみたいですよ(^_-)
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